のぞみ園修了生、成人祝い

のぞみ園第7回修了生の「新成人お祝い会」が開かれ、保護者、当時の職員など多くの関係者が出席して祝福した

大人の第一歩踏み出す

 

 社会福祉法人聖隷福祉事業団のぞみ園(福﨑充所長)=奄美市名瀬和光町=で7日、同園を巣立ち、新成人を迎える修了生らの「新成人お祝い会」があった。晴れ着に身を包んだ8人は保護者や関係者の温かい祝福を受け、これからの夢や目標を胸に、大人としての第一歩を踏み出した。

 例年同園では、新成人を祝う会を開いており、今年は2003年度第7回の修了生15人が対象。同園の福﨑所長はあいさつで、出席者の成長した姿に目を細め、「頼もしく感じた。皆さんが自分の力で未来を切り開いていく姿をいつまでも応援しています」と祝辞を送った。

 また、NPO法人チャレンジサポート奄美の大山周子さんが一人一人との当時のエピソードを紹介しながら「立派な大人になった姿を見ることができて良かった。本当にうれしい」と祝った。

 テーブルスピーチで、保護者と並んでマイクを手に修了生らが現在の仕事など、近況も報告しながら今後の目標などを語り、関係者たちから温かい眼差しが向けられていた。

 その後も、県立大島養護学校教諭や同園の
職員など関係者の祝辞は続き、社会福祉法人三環舎の向井扶美理事長は「皆さんの頑張っている姿、笑顔を見て周りの人が励まされている。胸を張って色々なことに挑戦してほしい」などと激励した。

 また、現在は島外に住み、出席が叶わなかった新成人へのインタビュー映像が流され、成長した友人との昔の日々を懐かしむ姿も見られた。