奄美合宿から五輪選手期待

奄美大島で男子マラソンの冬季合宿を行っている日本実業団陸上競技連合の強化委員たち

日本陸連役員、市長表敬

 

 男子マラソンの冬季合宿で奄美に入っている日本実業団陸上競技連合の酒井勝充強化委員長(コニカミノルタ総監督)、宗猛マラソンブロック長(旭化成総監督)など役員5人が9日、奄美市役所を訪れ朝山毅市長などを表敬した。委員たちから練習報告があり、合宿参加者の中から東京五輪に出場できる選手を期待する意見などが交わされた。

 16日までの合宿には、選手25人にスタッフ合わせ計38人が参加。選手たちは龍郷町のロードコースや小湊の公道、名瀬運動公園のクロスカントリーコースなどで走り込み、2~3月のマラソン等に出場を見込んでいる。

 実業団の冬季合宿は、比較的温暖な奄美の気候を利点として20年以上に渡り実施されている。朝山市長らとの歓談では、順調な合宿報告や、大河ドラマ「西郷どん」と世界自然遺産登録などの話題も登場した。

 宗監督は地域の協力に感謝し、「合宿に参加した選手は、2・3月のマラソン大会参加を目指している。参加選手の中から、東京オリンピックに絡む選手がいるだろう。しっかり走り込んで力を付けて、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)に出場してもらいたい」と語った。