伊丹線就航45周年セレモニー

伊丹便搭乗者には記念品が手渡された

当時の制服でお出迎え

 

奄美空港

 

 日本航空(JAL)は11日、奄美市笠利町の奄美空港と大阪・伊丹を結ぶ路線の就航45周年を記念するセレモニーを同空港の搭乗口で開いた。セレモニーでは就航当時のアーカイブの展示や客室乗務員が当時の制服姿でお出迎え。同便搭乗者約120人は、JAL特製升や黒糖菓子などの入った記念品を笑顔で受け取った。

 同路線は、1973年1月11日に東亜国内航空(当時)(以下TDA)により開設。88年にジェット化。同便はこれまで、約337万人が利用し、近年は年間8万人前後の客数で推移している。

 2階出発ロビーでは、当時の模型飛行機や就航を祝う新聞記事などを展示。セレモニーでは、同社客室乗務員の中尾涼子さんがTDA時代のマリーゴールドのワンピースの制服姿で乗客をもてなした。

 午後0時過ぎ、大阪発伊丹便の乗客らがロビーに到着すると、スタッフや観光団体関係者らがおそろいの法被を着て記念品をプレゼント。伊丹着の折り返し便では、スタッフ・関係者一同が滑走路横の駐機場で横断幕を掲げ、手を振って飛び立つ機体を見送った。

 同奄美営業所・栄正行営業所長は「これからも安全・安心で快適な空の旅を追求し、奄美の交流人口の拡大に貢献したい」と述べ、「(奄美の世界自然遺産登録に向け)JALグループとしても地域の人などと協力し、お手伝いできることがあれば取り組み、島の魅力を積極的に発信して行きたい」と話した。