支え愛宣言の卓上旗設置

役場保健福祉課窓口に事業を周知する卓上旗が設置された

瀬戸内町と県事務所 町民に事業周知へ

 

 瀬戸内町と県大島支庁瀬戸内事務所は12日、同町古仁屋の役場保健福祉課窓口で「チームせとうち我が事丸ごと支え愛宣言」卓上旗の設置式を行った。第1号となる卓上旗を鎌田愛人町長(写真左から2人目)が設置し、町民への事業の周知を図った。

 同町と同事務所は協働で、厚生労働省の「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業(多機関の協働による包括的支援体制構築事業)を活用した「チームせとうち“我が事・丸ごと”支え愛事業」を実施。昨年7月末に相談支援包括化推進会議を立ち上げ、先月18日に第1回相談支援部会を開き相談支援体制の整備などを協議した。

 卓上旗設置は、事業に取り組む同町と同事務所職員が“我が事・丸ごと”の姿勢で業務に当たることを日々確認し徹底するとともに、町民の事業への参加・協力が促進されるよう周知する目的。町保健福祉課の徳田義孝課長は「推進会議では卓上旗200本を作成し、事業の連携・協力機関や事業所、施設などに配布する」と語った。

 また推進会議で2月4日の「瀬戸内町まちづくりフェスティバル」で、“我が事・丸ごと”支え愛宣言セレモニーを予定。町民全体でまちづくりに取り組み、豊かな「地域共生社会」の実現を目指すという。

 鎌田町長は、「県瀬戸内事務所と保健福祉課などの尽力で卓上旗が設置できてうれしく思う」と話し、西郷隆盛の言葉「敬天愛人」を引用し、「人を愛する気持ちを持って、他人事としないで我が事と捉えて困っている人、悩んでいる人に愛の手を差し伸べてもらいたい。それが町民の自立につながる」と述べた。