「カンパチ食べて活躍を」

徳之島合宿中のアスリートらを新鮮なカンパチを差し入れ激励(左・田畑会長)=8日、天城町

カンパチ解体ショーで試食会も

 

奄美群島地区漁業士会

徳之島スポーツ合宿陣に

 【徳之島】奄美群島地区漁業士会(田畑浩会長)は8日、全日本実業団陸上部の合宿や社会人野球部キャンプなどの拠点となっている天城町与名間のホテル・サンセットリゾートを訪問。折から滞在トレーニング中の4団体の選手・スタッフ49人に、今年も瀬戸内町産の養殖カンパチを計5尾約25㌔贈って励ました。

 同漁業士会による魚食の普及と「奄美の魚」PR活動の一環。2010年からスポーツ合宿で奄美群島を訪れたアスリートらに奄美近海で獲った鮮魚を差し入れている。徳之島での同キャンペーンは連続4年目。田畑会長(奄美漁協)と茂野拓真(瀬戸内漁協)の両漁業指導士らが直参した。  贈呈式には実業団長距離の三井住友海上女子陸上競技部、大塚製薬陸上競技部、K‐wat(韓国)、同野球のホンダ熊本硬式野球部の計4団体の代表が参加。

 田畑会長(57)が「漁業者の皆さんが、奄美大島のきれいな海で丹精を込めて育てたカンパチを食べて疲れを癒し、今年1年も大活躍を」とエール。各チームに1尾ずつ手渡し、1尾はホテル側の協力で解体ショーも披露し、朝食で試食した。  若手注目株の1人・野添佑莉選手(21)=三井住友海上、出水市出身、神村学園高=は「おいしい魚を食べて、しっかりと距離を踏み、試合で結果を出せるように頑張ります」とにっこり。名古屋ウイメンズマラソン(来月11日)に照準に据えている。