キビ刈りやエイサー体験

サトウキビ刈り体験で汗を流す生徒ら=与論町=

兵庫県立小野高校 修学旅行で与論へ

 【沖永良部】兵庫県立小野高校の2年生約300人が7日、修学旅行で与論島を訪れた。2泊3日の日程でサトウキビ刈りやエイサーなどを体験し、与論島の自然と文化を堪能した。

 同校の与論島への修学旅行は3年ぶり9回目となる。7日に沖縄県から航路、到着した。

 生徒らは、サイクリング・お宅訪問・キビ刈りの3グループに分かれて体験学習に取り組んだ。自転車で島を回りながら観光スポットの百合ヶ浜に上陸したり、与論名物「モズクそば」のそば打ちに挑戦したりした。

 キビ刈り体験は、立長集落の赤崎照さんのほ場で行われ、鎌を使って一本ずつ丁寧に刈った後、束ねたキビを担いで移動させるなど、昔ながらの作業工程に汗を流した。

 夜は、集落公民館に移動してエイサーを練習。滞在最終日の9日に宿泊先のプリシアリゾートヨロンで発表会を開き、お世話になった島民に演舞を披露した。

 キビ刈りを体験した同校2年の秋田和香さんは「キビ刈りは想像以上にしんどい。スーパーに置いてある黒砂糖しか知らず、原料のキビがこんなに大きいとは思わなかった」。宮川直武さんは「力がいる作業で、足を切りそうになった。でも楽しい。兵庫は寒くて外に出たくないけど、与論は暖かくて暮らしやすそう」と笑顔で話した。