奄美市美展が11日開幕し多数が作品鑑賞に訪れた
奄美市など主催の「2018AMAMI市美展」が11日、同市名瀬の奄美文化センターで開幕した。期間は18日までの8日間。美術、写真、書道それぞれの部門の入賞作品約700点が展示されている。初日の11日は多数の来客が会場を訪れて、展示作品を写真撮影したり、じっくりと鑑賞する姿が見られた。表彰式も同日行われ、各部門受賞者に表彰状が授与された。
同展は地域住民に作品発表の場と鑑賞の機会を提供し、芸術文化の向上や情操教育の振興を図ることなど目的。今回の第38回市美展に、小学生、中学生、一般などから1456点の作品が応募された。
開会式は、赤木名中学校3年の飯田秋さんなどの三味線と唄で開始。福山敏裕副市長(市長代読)は「伝統ある展覧会で、奄美を代表する美術展としても高く評価されている。市美展の果たす役割は、今後も大きい」などとあいさつした。
テープカット後に、展示会が開幕。来場者は同センターのホワイエ、ギャラリー、ロビーなどに展示された入賞作品を鑑賞。「入賞者・入選者目録」を片手に展示コーナーを巡り、審査委員や入賞者の作品解説も行われた。
表彰式は午前10時からあり、奄美市美展賞を受賞した平芳子さん(美術)、竹田誠さん(写真)、安原憲昭さん(書道)をはじめ、入賞者に表彰状が手渡された。
同実行委員会で審査委員を務めた久保井博彦さんは、「長年出展されている人の探究心、初出品の人の斬新さに刺激を受けた。特に子どもたちの書道、美術作品には発想の柔軟さとダイナミックなパワーに驚いた。各出品者のますますの向上を願う」などと述べた。
期間中、入場料は200円(高校生以下無料)。開館時間は午前10時~午後6時、最終日の18日は午後5時までとなっている。