上武大硬式野球部キャンプ入り

地元特産品の贈呈で歓迎を受ける上武大学硬式野球部一行=12日、徳之島町亀徳新港

2度目の日本一へ
徳之島町 亀徳新港で特産品贈呈

 【徳之島】2013年に初の大学野球日本一を達成した群馬県の上武大学硬式野球部(谷口英規監督)の選手・スタッフ一行58人が12日、今年も徳之島町にキャンプ入りした。亀徳新港では、官民で特産品を贈って激励。一行は2度目の全国制覇に闘志を示した。滞在は20日まで。25日からは同野球部3軍(約50人)も初キャンプ入りするという。

 上武大硬式野球部の同町キャンプは、谷口監督と同島出身者の交流が縁で07年2月、部員104人で初来島したのが始まり。宿舎は同町亀津のホテル。練習拠点は同町健康の森野球場。13年度の第62回全日本大学野球選手権で初優勝、大学日本一を達成した。

 一行は鹿児島からは定期船で亀徳新港へ。歓迎セレモニーで高岡秀規町長は「約10年前から来ていただいているが、ようやく雨天練習場(町総合運動公園に)が4月に完成予定で、皆様の要望に応えることができた。来年は利用ができると思う。今回は2回に分けて3軍もいらっしゃることに感謝、心から歓迎します」と歓迎。

 民間有志の㈲宮本商店(亀津)からの豚肉30㌔や豚足50人前、農事組合法人アグリ徳之島からバレイショ40㌔、町柑橘生産組合からタンカン、徳之島地区漁業集落からソデイカなど8種類を贈った。15日に町地域女性連メンバーらが計画する一行への昼食炊き出しの食材となる。

 野球部を代表、市根井隆成主将(3年生)はお礼を述べながら「徳之島という素晴らしい環境での練習は、もう一度日本一になるための準備です」と力強くアピールした。

 同町には、23日からの同3軍のほか、23日からは愛工大名電硬式野球部の初合宿も予定されている。