名瀬アーケード街・旧正月イベント

名瀬アーケード街・旧正月イベント

子どもや家族連れが餅つき大会に並んだ

餅つき、振る舞い酒で盛況

奄美市名瀬の名瀬中央通りアーケード商店街振興組合(徳山貴広理事長)は17日、同商店街で旧正月(旧暦の1月1日)にちなんだイベント「旧正月de夜市2018」を開いた。通りの各所で餅つきや振る舞い酒、芸能ステージなどでにぎわい、訪れた市民は、奄美の祝い日だったことを懐かしみ、正月気分を味わった。

同組合は、買い物客の減る夕方の時間帯での集客イベント開催を決め、昨年から実施。今回は旧正月(今年は2月16日)に近い同日で開催した。

アーケード通りに杵と臼1基を用意した餅つき大会では、参加しようと家族連れなどが列をつくり、杵を持った子どもは一生懸命ついた。出来上がった餅は丸めて振る舞い餅にし、一人ひとりに配られたほか、ぜんざい100杯も無料で振る舞われ、もらった餅を入れて食べる親子の姿もあった。

そのほか、酒造会社3社がブースを設け、1カップ200円で黒糖焼酎飲み放題サービス。また女子高生チームのダンス、島唄ライブなど芸能プログラムがあり、通りは日が暮れるまで普段より多くの人出が見られた。

徳山理事長は「土曜の昼下がりに多くの来場があったのは久しぶり。昔のにぎやかさを取り戻したよう」と話した。

家族で訪れた同市名瀬の嶺岡成美さん(33)は「子どもと一緒に参加できるイベントはうれしい。みんなで餅つきも出来た」。名瀬小学校3年の加納快仁=かいと=くんは「餅が好きなので来た。いつもより人が多くて驚いた」と笑顔だった。