バスケWリーグ奄美大会最終日

JX―ENEOS―三菱戦でシュートを狙うJX―ENEOSの渡嘉敷来夢選手

日本代表選手ら激戦展開
約600人詰め掛け観戦

 バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)の2017~2018レギュラーシーズン奄美大会の2日目が18日、奄美市の名瀬運動公園総合体育館であった。この日はJX―ENEOSさんフラワーズと三菱電機コアラーズ、富士通レッドウェーブとアイシン・エィ・ダブリュウィングスの2試合で、訪れた約600人はプロ同士の激戦を見届けた。

 17日に開幕した同大会には、リオ五輪代表選手ら7人が所属する4チームが参加。トリッキーなパス回しや、成功率の高い3ポイントシュートなどに観客の視線は釘付け。また、プロリーグということで応援にも力が入り、専用のグッズを手に観客らは盛り上がった。

 JX―ENEOSと三菱電機の試合は前半を三菱電機がリード。後半に入ってからJX―ENEOSの選手らはチャンスを逃さず、確実に点を稼ぎ、第3クォーター(Q)だけで31点を得点し、形成逆転。そのまま第4Qまで逃げ切り、JX―ENEOSが85―66で勝利した。富士通とアイシンの試合では序盤から優勢だった富士通が第3Qで伸び悩んだものの、第4Qで調子を戻し、66―50で試合を制した。

 初めて奄美大島に訪れたという、同代表の篠崎澪選手(富士通)は「もう少し勢いのあるプレーをしたかった」と反省したものの、「チーム一丸となって勝利するところを奄美の人にも見てもらえてよかった。奄美の子どもたちにも、目標を持って一歩ずつ進めば必ず上達すると伝えたい」と語った。

 試合結果は次の通り。

 ▽JX―ENEOS85(22―23、17―17、31―12、15―14)66三菱▽富士通66(14―13、19―10、12―15、21―12)50アイシン