のぞみ園修了式、26人卒園

のぞみ園修了式、26人卒園
「のぞみ園」の修了式で「1年生になったら」を元気よく歌う園児たち
成長実感し祝福と激励

 社会福祉法人聖隷福祉事業団の児童発達支援センター「のぞみ園」(福崎充所長)は3日、奄美市名瀬和光町の同園で第21回修了式を開いた。卒園する園児に修了証書が手渡され、出席した保護者らは園児の成長した姿に目を潤ませて祝福し、春からの小学校生活に向け激励した。

 同園を利用する68人から、未就学児26人が卒園。ピアノ伴奏に合わせ、職員に引率され園児らは元気よく入場した。

 同園の福崎所長は、「みなさんは成長した姿を両親や祖父母、のぞみ園職員に見せてくれた。みなさんの笑顔に力をもらった。小学校でも伸び伸び成長して。のぞみ園の先生はずっと応援している」と激励し、卒園児一人一人に証書を授与した。

 来賓で市教育委員会学校教育課の元野弘課長がお祝いのあいさつ。「みなさんが行事などで見せる笑顔は輝いていた。小学校生活でたくさんの友達と出会って。みなさんを教育委員会も応援していく」と話した。

 園児らが将来の夢を発表する場面では、「大工になりたい」「フライトドクターに…」などの言葉に参加者から激励の拍手が送られた。保護者代表は、「入園当初は先生の膝から離れず返事もできなかった娘が、成長し日直などできるようになった。先生や他のママさんのおかげで、卒園を迎えられた。今後も成長を見守ってもらえれば」と涙ぐみながら感謝を述べた。

 記念品贈呈で、福崎所長に目録と絵本『もぐらバス』をプレゼント。卒園児らは「1年生になったら」を元気よく歌い、参加者の温かい眼差しや祝福を受けて退場した。