オリジナルTシャツで鹿児島マラソン挑戦へ

オリジナルTシャツで鹿児島マラソン挑戦へ

背中に安陵会唱歌の歌詞が書かれたオリジナルTシャツ。左から政岡さん、岩切さん、雪田さん

鹿児島マラソンに挑戦する雪田さん(左)と政岡さん(右)

鹿児島安陵会の雪田さん、政岡さん

 【鹿児島】鹿児島安陵会(窪島彬文会長)の雪田幸夫さん(51)と政岡完爾さん(50)が4日の鹿児島マラソン2018に、同会のオリジナルTシャツでフルマラソンを走る。それぞれの記録に挑むことはもちろん、「鹿児島安陵会をPRして、活動を盛り上げていきたい」と張り切っている。

 雪田さんは「ダイエット目的で」10年ほど前から妻のひとみさんとランニングを始めた。2年前のランニング桜島のハーフマラソンに後輩の政岡さんを誘って参加する際に、ユニホームとして鹿児島安陵会のTシャツを作製。スクールカラーの緑と紺の2色があり、背中に安陵会唱歌の歌詞が書いてある。鹿児島在住の大島高校卒業生らを中心とした親睦団体である同会のメンバーにも好評で「これまでに100枚ほど売れた」(岩切宏幸幹事長)という。

 雪田さん夫妻と政岡さんの3人は以来、ランニング桜島、いぶすき菜の花マラソン、鹿児島マラソンなど県内のランニング大会にはこのTシャツを着用して走っている。「沿道で応援している人や一緒に大会に出たランナーから『自分も大島高校出身』と声をかけられることが多くなった」と政岡さん。

 元々は雪田さんが始めたランニングだったがひとみさんや政岡さんが力をつけて、フルマラソンで4時間を切る「サブフォー」を達成。「弟子に先を越されてしまいました」と苦笑する。「4時間をぜひ切りたい」と今大会への意気込みを語れば、政岡さんは「3時間半を切りたい」とさらなる高みを目指して張り切っている。

 今大会では大島高校44回卒の高橋賢朗さん、東めぐみさん、佐藤百代さんの3人も同じTシャツを着て8・9㌔のファンランに挑戦する。岩切幹事長は「こういった活動を通して鹿児島安陵会を盛り上げて、今後こちらに出てくる後輩たちにも会の存在を知ってもらいたい」と話していた。
    (政純一郎)