奄美看護福祉専門学校

69人の門出を祝福した奄美看護福祉専門学校卒業式

専門職として大成を
69人が感謝胸に卒業

 奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)の第21回卒業式が5日、同校サングリーンホールであり、卒業生69人の門出を祝福し、専門職を生かした社会人としての活躍に期待した。

 卒業生代表に卒業証書を授与、各種表彰を受けた卒業生の功績をたたえ賞状を授与した後、向井校長は「卒業おめでとう。皆さんは専門職としての知識や技術の基礎を履修した。また、地域でのさまざまなボランティア活動に携わる『勇気』の精神を発揮してきた。今後、社会でどのような困難があってもチャレンジ精神で着実に前へ進み、専門職として大成を成し遂げることを祈念します」と式辞を述べた。

 学校法人日章学園の後藤洋一理事長は告辞で「これまでの家族などの支えを忘れてはならない。チームワークを極めることが夢の実現につながる。厳しい社会の中で、1人だけの力には限界があり、職場の仲間と力を合わせて夢の実現に努めてほしい」とエールを送り、朝山毅奄美市長(代読)らが祝辞を述べた。

 在校生送辞の後、卒業生答辞で島元明日香さんは「スペシャリストを目指し、夢をかなえるために努力を重ねてきた学校生活を懐かしく思う。力強く社会へはばたいていきたい」と決意を話し、保護者への感謝のことばを代表で述べた里えみ菜さんは「家族の後押しがあって入学を決め、同じ目標を持つ仲間と支え合いながらかけがえのない学校生活を過ごした。本当にありがとう」と感謝した。

 今年の卒業生は看護学科40人、こども・かいご福祉学科13人、医療秘書学科5人、調理師養成学科11人。男子22人、女子47人。奄美以外の出身者は12人。