「南部三町村老ク芸能交流会」

会場の笑いを見事引き出した田検老人はつらつ会の「はつらつ力士土俵入り」

400人以上参加、交流深める
多彩な芸能 はつらつと

 大和村・宇検村・瀬戸内町の老人クラブ会員らが集い、それぞれの取り組む芸能を披露する第3回「南部三町村老人クラブ 芸能交流会」が7日、瀬戸内町の清水公園総合体育館で開かれた。同祭には約400人が参加し、自らが取り組む多彩な芸を披露し、交流を深めた。

 同会は高齢者が家に閉じこもらずに、色々な場所に出向くきっかけ作りとして、2016年に宇検村で開始。毎年会場の場所を変更し、昨年が大和村、今回が瀬戸内町での開催となった。

 瀬戸内署による振り込め詐欺についての研修や、昼食時間があった後、阿木名老松会の大正琴の美しい音色で芸能祭は幕開け。踊りやコーラス、歌謡など、それぞれの会が日頃取り組んでいる各種芸能を披露した。田検老人はつらつ会は、舞台上を「瀬戸内巡業場所」に見立て、相撲をモチーフにした芸を披露。力士に扮した出演者たちが歌と踊りで会場を笑いで包んだ。

 瀬戸内町老人クラブ連合会の蔵良一会長は「高齢者が色々なところに行くのは健康にも良いし、地域にも貢献できる。今回の参加者の笑顔を見て、今後もずっと続けたいと感じた」とイベントの成功を喜んだ。