10年目の奄美合宿のため来島した神奈川大学陸上競技部のメンバー
神奈川大陸上部
10日に陸上講習会 来場呼び掛け
神奈川大学陸上競技部(室岡淳短距離・跳躍ブロック監督)が8日、奄美大島での10年目の春季合宿ため空路来島、奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園陸上競技場を拠点に合宿をスタートさせた。合宿期間は15日までの8日間。10日午後2~5時まで同競技場で学校などの陸上部指導者や陸上部員らを対象とした陸上講習会を予定している。
同部は2009年に初の奄美合宿で来島して以降、毎年、太陽が丘総合運動公園を拠点として合宿を行っている。今年は学生25人とスタッフ7人が来島予定。
初日は雨模様の天候だった。室岡監督(50)は「初日は2時間ほど練習予定」と話し、2日練習して1日休みのパターンで合宿計画。短距離(100㍍、200㍍、400㍍走)、障害走、跳躍、投てきの選手が参加。走り込み、週2回のウエイトトレーニングなどの練習プログラムを計画しているという。
「3月下旬から5月初旬まで大会が続き、5月には関東インカレ(関東学生陸上競技対校選手権大会)があり、それを照準とした奄美合宿は大変重要だ。実戦に備えたいい練習をしていく。専用会場のように施設を使わせていただきありがたい」と室岡監督は合宿での成果に期待を込めた。また、「練習会場、宿泊施設、空港が近く合宿がやりやすく、関係者に大変お世話になってきた。休日に学生はプール(笠利B&G海洋センター温水プール)で体を癒やしてきた」と感謝した。
10日の陸上講習会について「学生が教える技術向上にも力を入れている。多くの陸上指導者、部員、社会人陸上関係者らが参加してほしい。見学者も大歓迎」と述べ、来場を呼び掛けた。