台風被害施設の復旧完了

台風被害施設の復旧完了

補修が行われた野外炊さん場の屋根

自然の家 新年度宿泊活動受入へ安全管理徹底

 奄美市名瀬の県立奄美少年自然の家(上村早百合所長)は、昨年の台風の接近で被害を受けた施設一部の復旧(補修・解体工事)を完了し、新年度の宿泊活動受け入れのための安全管理の徹底を進めている。上村所長は「これからの時期キャンプなどのイベントも始まる。今後も利用者が安心して施設を利用できるよう、引き続き施設の安全管理に努めたい」と話した。

 同施設は、昨年8月の台風5号の影響により同施設内の野外炊さん場の屋根などを破損。野外炊さん場は、市内の小中学校のキャンプなどで使用されるほか、多くの利用が見込まれる重要施設の一つで、早急な補修が行われた。

 補修箇所は、野外炊さん場屋根のほか、宿泊棟や渡り廊下一部の天井など計5カ所。修繕には、昨年度12月補正予算から事業費計228万7千円が充当。工事は、利用者の利便性などを配慮し、昨年の10月下旬から11月下旬に行われた。

 現在同施設では、上村所長新体制のもとさまざまな企画も進行。施設関係者は「自然の家は子どもたちも多く利用する施設。今後も定期点検などを怠ることなく、事故防止に向けて迅速な対応や体制を心掛けたい」と話した。