大島地区保育連合会の総会・研修会が奄美観光ホテルで行われた
人気漫画「ドラゴン桜」の指南役・親野智可等さんの講演も行われた
大島地区保育連合会(加世田勇会長、561人)は22日、「2018年度同総会及び研修会」を奄美市名瀬の奄美観光ホテル4階で開いた。総会では、日本保育協会全国大会の奄美市での開催決定が報告されたほか、18年度の活動計画などを承認。このほか、講話や実践発表が行われるなど、参加者らはよりよい保育環境を育むための話に耳を傾けた。
同会は、大島地区の保育事業の健全な発展を目的に、群島各地の58保育事業所などで構成。この日は、会員231人と委任40人が出席し、▽職員研修会▽代議員総会▽実践発表▽交流会―が行われた。
代議員総会では冒頭、県保育連合会・岩下修一会長が「各所、人員確保などは変わらず厳しい状況にあるが、子どもの笑顔のために、力を一つにして頑張りたい」とあいさつ。議事では、17年度事業報告や会則の改正、18年度事業計画や今年度予算など全6議案を承認・可決。今年6月28・29日の2日間、日本保育協全国大会「第32回保育を高める研究集会」の奄美市での開催も併せて発表された。
職員研修会では、人気漫画「ドラゴン桜」の指南役としても知られる親野智可等=ちから=さんを講師に招き、「保育園の時に何が本当に大切なのか」を演題に講演。子どもの「自己肯定感」や「他者信頼感」の育て方などを基本に、子どものスイッチの入れ方ややる気の高め方などを独特の名口調で解説した。
続いて、平田保育所の栄養士・芝田育代さんが「島の宝・あまみっ子につたえたい島の味」をテーマに実践発表。総会後は参加者一同、交流会で親睦を深め合った。
加世田会長は「奄美市での日本保育協会全国大会も決まり、重要な年を迎える。お互い学ぶところは学び、実りのあるいい一年にしたい」と話した。