奄美警察署から大島高に自転車盗難防止モデル校の指定書が交付された
自転車の施錠や安全運転誓う
奄美署
自転車の盗難被害防止の意識高揚を図ろうと奄美警察署(大川隆則署長)は2日、県立大島高校(竹井俊久校長、758人)に「自転車盗難防止モデル校」の指定書交付式を行った。式には、同署署員や学校関係者のほか奄美地区防犯団体連絡協議会会員が出席。上園修一副署長から生徒会交通委員会委員長の内野倫尭さん(3年)にモデル校指定証書が手渡され、駐輪時の施錠やルールを守った安全運転などを誓った。
昨年の管内の自転車盗難被害は36件で、全体の8割超の31件が名瀬市街地で発生。被害件数は前年比19件減となったが、依然として中高校生の無施錠の盗難が多いという。
また、同校生徒の通学手段として、バスと自転車の利用者が大半を占めるなか、現在全生徒の約6割超の約480人が自転車で通学。これを踏まえ上園副署長は「盗難された自転車は、ほとんどが無施錠」と述べ、「自転車は大切な交通手段。今後は中学生などの見本として、一人一人しっかりと鍵をかけ、交通ルールを守って運転してほしい」と呼びかけた。
この日は、指定書交付のほか同協議会から、ワイヤー錠500個も同校に贈呈。最後、内野さんが生徒を代表して、自転車への防犯登録、交通ルール順守などの盗難防止のための宣言を行った。