名瀬地区成人式

奄美市名瀬地区の成人式に出席した新成人

新たな門出に371人
大島紬着用は29%

奄美市は5日、同市名瀬の奄美文化センターで「新成人のつどい」(同市、同市教委主催)を開いた。同市名瀬地区の新成人たちは久しぶりの再会に喜びあい、互いの成長を胸に社会人として新たな一歩を踏み出した。

市紬観光課によると、今年は426人が対象で371人(男165人、女206人)出席。大島紬着用数は108人(男61人、女47人)で着用率は29・1%。大島紬や振り袖、スーツ姿に身を包んだ新成人は、家族、関係者に見守られ、この日の式典に臨んだ。

式では、市民憲章の朗読後、実行委員会の重山萌美会長が「周囲の支えがあってここまで成長できたことに感謝し、責任を持った行動を心掛けたい」と宣言。朝山毅市長は社会人としての責任感と自立心を促し式辞。竹山耕平市議会議長の祝辞と続いた。

新成人の意見発表で、看護師を目指している平井みゆきさんは「立派な看護師になる努力をし、夢と希望を持って社会を担いたい」、進学先で学業とラグビーに励む里一喜さんは「大好きな奄美に恩返しが出来たら良い」とそれぞれ誓い、出席者全員で万歳三唱して節目の門出を祝った。