飼育員体験で餌やりする小学生ら
GW後半初日、家族連れでにぎわった奄美海洋展示館
奄美市の大浜海浜公園内にある奄美海洋展示館で3日、ゴールデンウィーク(GW)イベントとして企画した「飼育員体験」があった。小学生男女4人が参加して大水槽や個水槽にいる魚介類に餌をやり、食べる様子を観察して飼育ノートに記録した。この日はGW後半初日とあって午前中の館内は家族連れで大にぎわいだった。
飼育員体験に参加したのは、柿木瑞貴君(朝日小学校6年)、柿木煌貴君(同4年)、柿木愛貴君(同2年)の3兄弟と、亀割萌生さん(小宿小学校2年)。
最初は個水槽のバックヤード内に入り、イセエビ、ホシゴンべなどが入った個水槽では、餌のオキアミ、キビナゴを与え、ウニ個水槽では海藻の代わりにレタスを与えた。大水槽では魚類用の餌(オキアミ、キビナゴ、アカアミを交ぜたもの)と、アオウミガメ用にレタスを与えた。餌を水槽に投げると、コバンザメやベラ類などがすぐ近づいてきて餌に食いついていた。
柿木瑞貴君は「本当に飼育員になった気がした。魚の保育槽(個水槽)のバックヤードに入れていい体験をした。とてもありがたく感謝したい」と話し、亀割萌生さんは「大きな水槽の餌やりでは魚がいっぱい寄ってきてびっくりした。(餌をつかんだ)手が臭かった」と感想を話した。
家族連れは、①ユウレイイカの標本に触れる②ミニミニ貝殻探し③貝殻を名前のある所に置く④タッチプールの生き物に触れる(ヒトデ、ナマコ)⑤海のクラフト作り(貝殻でカメ、フグなどを形作る)―コーナーなどで楽しんでいた。
飼育員体験は6日まで。午前9時半から40分程度。小・中学生対象。事前申し込みが必要。入館料(300円)のみで、参加費は無料。申し込みは同館?0997・55・6000へ。