住用産の食、どど~んと

住用産の食、どど~んと

自慢のアサヒガニのかに汁をPRするスタッフ
来場者からは「おいしい」「新鮮」などの声も多く挙がった

奄美島おこしプロジェクト
カニ汁などメニュー15品ラインアップ

住用産のおいしい食をどど~んと召し上がれ――。住用地域活性化イベント「おいしい奄美in住用~住用の農水産物で作ったおいしいものを食べつくす!!~」(NPO法人奄美島おこしプロジェクト主催)が1日から、同町役勝のつむぎ庵特設テントで始まった。大田美紀事務局長は「住用には自然だけでなくおいしいものもたくさんある。ぜひ一度食べに来てほしい―。カニ汁おいしいよ!」と声高に来場を呼びかけた。期間は6日まで。

 

同イベントは、世界自然遺産登録に向け客足が増加するなか、地場産の農水産物などを一度味わってもらおうと企画。住用湾で水揚げしたアサヒガニや役勝川のタンガ(手長エビ)、地場産のシマクワやハンダマなどを使ったメニュー15品をラインアップしおもてなし。関係者は「約9割が住用産の食材。数に限りはあるけど、自慢の味を楽しんでほしい」とPRした。

メニューの目玉は、1日から禁漁期間に入った1日20~30食限定のアサヒガニのかに汁で、濃厚なスープに味わい深い繊細なカニの身が美味。シマクワを練り込んだざるそばやウコンを使った黒豚なんこつカレーも自慢の一品。

お昼時には、地元住民や観光客が立ち寄り、住用産の味覚たっぷりの食に友人や家族で舌鼓。帰り際には、タンカンのアンダギーや新鮮なマンゴージュースを買い求めるなど、多くの人が住用産の食に親しんだ。

大田事務局長は「住用には、昔ながらの自然の恵みや健康食なども多くあるが、まだまだ認知されていない。今後もこういった機会を通して一次産業を盛り上げ、六次産業化などにつなげ、活性化していきたい」と笑顔を見せた。