沖縄県・鹿児島県バレーボール強化交流大会

5日の大会では各参加校による熱戦が繰り広げられた


沖縄・沖永良部のチームが乗船したフェリーを見送る徳之島・奄美勢

技術高め交流深める
徳之島で11校参加 西原東(那覇)1位パート優勝

  【徳之島】第13回「沖縄県・鹿児島県留学バレーボール強化交流大会」(徳之島中学校男子バレーボール部後援会主催)が5日、徳之島町勤労者センターと亀津中学校体育館であった。地元徳之島のほか、奄美大島、沖永良部島、沖縄県から男子バレー部11チームが参加し、合宿と大会でプレー技術を高めあい、交流を深めた。

 同大会はバレーボールを通して、人間形成と各チームのレベルアップのための課題の克服、隣県同士の交流を深めるなどの目的で実施。3日の合宿スタートから6日までに、長いチームでは約30時間の練習メニュー(大会時間も含む)をこなした。

 大会では各チームが熱戦を繰り広げたものの、夕食時間などには学校の垣根を越えて交流を図った。6日朝のフェリーで帰る沖永良部・沖縄勢を見送るために徳之島・奄美勢もともに港に行き、岸壁では各校の校歌の合唱や一発芸の披露などが行われ、笑顔の絶えない別れとなった。

 5日の大会で1位パート優勝を果たした西原東中(那覇市)の松本俊太主将(14)は「沖縄にはない攻撃力、レシーブ力を体感できた。流れが相手サイドに行くと連続失点をしてしまう課題が見えたので、メンタル面での強さも必要となる」と合宿を通じてチームの課題を分析。地元亀津中の川嶺心主将(14)は「プレー中の声の出し方などが参考になり、自分たちのチームの課題も見えた。親睦が深まったので、今後情報交換などもできれば」と語った。
 5日の大会結果は次の通り。

【予選リーグ】▽Aパート1回戦 赤木名2―0亀津、沖縄尚学2―0知名▽同2回戦 赤木名2―0沖縄尚学▽Bパート 西原東2―0和泊、和泊2―0小宿、西原東2―0小宿▽Cパート 松城2―0面縄・犬田布、朝日・田検2―0面縄・犬田布、朝日田検2―1松城

【決勝リーグ】▽1位パート 西原東2―0朝日・田検、朝日・田検2―0赤木名、西原東2―1赤木名

※①西原東②朝日・田検③赤木名

▽2位パート 和泊2―0松城、松城2―0沖縄尚学、和泊2―0沖縄尚学
※①和泊②松城③沖縄尚学

▽3位パート1回戦 面縄・犬田布2―0小宿、亀津2―0知名▽同決勝 亀津2―0面縄・犬田布