釣り大会&クリーン作戦

釣り大会&クリーン作戦

午後3時過ぎ、港には魚やゴミが次々と持ち込まれ計量が行われた

魚の釣果とゴミ回収競う
大和村・大棚壮年団

 大和村の大棚壮年団(武下正行団長)は6日、毎年恒例の「第25回大棚集落ファミリー釣り大会・クリーン作戦」を同港で行った。参加者らは、釣りを通して家族や集落住民との親睦を図り、海岸の清掃活動を行うことで環境保全に対する意識を高めた。

 イベントは「こどもの日」にちなみ、豊かな自然への啓発と集落住民同士の交流を目的に開催。この日は25世帯・約80人が参加し、午前零時からスタートの魚の釣果とゴミ回収量を併せてその成果を競った。

 午後3時、港での計量が始まると、親子や友人連れが魚の入ったクーラーボックスやゴミ袋を続々と搬入。男性陣はチヌやエラブチなど、その釣果に声を弾ませ寸法や総量を記録。女性陣はゴミの回収量などでも大きく奮闘した。

 計量を終えた魚は早速、港でウロコを落とし、婦人会が公民館で調理。この後、参加者らは表彰式を行い、地元の魚を味わった。

 計量一番乗りで約2㌔の釣果を上げた大棚小学校5年・安住汰遥=たいよう=くんは「根がかりが多かったがたくさん釣れた。フエフキダイは引きが強くて楽しめた」と笑顔。武下団長は「集落の人口とは相反し、イベント参加者は毎年増えてきている。これからも集落住民のコミュニケーションの場として継続したい」と喜んだ。

 大会の結果は次の通り(敬称略)。

 【魚総重量】75・2㌔【ゴミ総重量】95・5㌔

 【ファミリーの部】前田清和ファミリー=10・5㌔【クリーン作戦の部】岡山忠洋ファミリー=22・0㌔【大物の部】武下富夫・サヨリ=48・0㌢【一般の部】元山丈寿・アイ=37・0㌢