奄美地方梅雨入り

奄美地方梅雨入り

梅雨の風物詩、「イジュ」が道路脇を彩った=7日午後、奄美市名瀬浦上町=

「イジュ」の花咲き始める
沖縄より先に 平年より4日早く

 鹿児島地方気象台は7日、奄美地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表した。平年に比べ4日早く、昨年より6日早かった。沖縄地方の梅雨入りはまだ発表されておらず、2015年以来3年ぶりに沖縄地方より早く梅雨入りしたとみられる。

 名瀬測候所によると、梅雨は季節現象で、その入り明けには平均して5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨の時期に関する気象情報は、これまでの天候経過と1週間先までの見通しをもとに発表される。梅雨明けは平年6月29日ごろで、昨年も同日ごろに梅雨明けした。

 この日は九州北部から前線が南下。奄美地方では夕方ごろまでは曇りや晴れのとなったところが多かったが、夜から天候が崩れ、雨になるとされた。奄美市名瀬でもこの日、雨は降らなかったが、梅雨時期の風物詩「イジュ」の花が咲き始め、白く可憐な花をつけ道路わきを彩る様子が見られた。

 予報によると、8日の奄美地方は雨の予報。9日は曇りだが、10~12日までは曇り時々晴れの日が続きそうだ。