看護福祉専門学校・戴帽式

ナースキャップを授かる看護学科の学生たち

看護の新たな道へ誓い

 奄美看護福祉専門学校(向井奉文校長)は11日、看護の専門的領域に入るための区切りの儀式「2018年度第23回戴帽式」を奄美市名瀬の奄美文化センターで行った。看護学科第23期生40人は、ナースキャップを授かり、ナイチンゲールの灯火を手に、看護の新たな道に向けて誓いを立てた。

 式は、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生を記念した12日の「看護の日」にちなみ実施。学生たちは1年間の基礎科目を終え、職業としての看護師の資格に向けて目標を新たにした。

 戴帽式では、厳かな雰囲気のなか、登壇した学生一人一人にナースキャップが授与。ナイチンゲール像にともる火を手元のろうそくに移した学生たちは「我は心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん」とナイチンゲール誓詞を朗読し、理想の看護師像をその胸に刻んだ。

 向井校長は式辞で「看護師を目指すものにとってはここが新の始まり。それぞれが支え合い、切磋琢磨することが第二の難関を乗り越える一番の近道。頑張ってほしい」とエール。学生を代表し政あゆみさんは「ナースキャップは看護の責任や誇りの象徴。これからは失敗や困難も伴うが、看護師に必要な知識を高めながら技術を磨き、自らが掲げる理想の看護師像を目指したい」と宣誓し、学生一同決意を心に秘めた。