龍郷町りゅうがく館

龍郷町りゅうがく館

17年度は3万1406人が利用した龍郷町生涯学習センターりゅうがく館(今年3月に講堂で行われた公民館講座合同閉講式の学習発表会)

初年度3万1406人利用
学習室4千人近く 観光拠点施設役割も

 昨年4月1日にオープンした龍郷町生涯学習センターりゅうがく館の2017年度(17年4月~18年3月)利用状況がまとまった。1、2階合計13室の1年間の利用人数は、3万1406人。収容人数が多い講堂(最大約250人)が8844人と最も多く、次いで文化財展示室4568人、学習室3952人、図書室3429人の順で利用者が多い。月別では10月が6003人と最も多かった。

 同館は、町中央公民館の老朽化に伴って建設が計画され、公民館跡地に建設された。鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積2342平方㍍。町側は、町民の生涯学習拠点施設として活用に期待してきたほか、2階の文化財展示室「奄美・龍郷 島ミュージアム」では、同町の自然、文化、歴史などを紹介し、観光拠点施設の役割も担ってきた。

 開館時間は、平日・土曜日は午前9時~午後10時、日曜日は午前9時~午後5時。休館は年末年始。

 1階の講堂は、机といす利用で約200人、いすのみ利用で約250人収容できる。婦人会、老人クラブ、漁協、農協など各種団体の会議や総会、大きな研修会で利用され、町子ども博物学士講座、龍進未来塾、町公民館講座合同閉講式などで利用された。利用者は8800人を超えた。

 文化財展示室には①歴史②西郷隆盛③自然④地形ジオラマ⑤島文化シアター⑥南島雑話⑦年中行事⑧シマ歩き⑨保忠蔵絵画―エリアがある。現在は特別企画「西郷隆盛と菊次郎展」を開催中。観光客、大人のほか、子どもたちも来場している。

 4千人近い利用があった学習室は、1人ずつ仕切られた場所で学習。子どもだけでなく、資格取得などを目指して大人も利用したという。オープンスペースで閲覧テーブルがある図書室は、3400人超が利用し、図書タイトルや返却日が記帳できる「読書通帳」を導入した。

 その他の部屋の利用者数は▽多目的室1(30人収容)2437人、各種会議、講座などで利用▽多目的室2(同)927人▽視聴覚室(39人収容)1997人▽研修室(42人収容)2288人▽音楽室(25人収容)2003人▽和室1・2(各20人収容)638人▽調理室155人▽各種団体室80人▽その他の部屋88人。