心を込めて一人3本のヒマワリを植える東城小中学校児童・生徒たち
心の中にも花咲かせる
奄美市住用町の東城小中学校(川上徹校長、中学生9人・小学生23人)は15日、花を育てながら命の大切さを育む「2018年度人権の花運動開講式」(鹿児島地方法務局奄美支局・奄美人権擁護委員協議会主催)を同校体育館で行った。児童・生徒ら32人は、同校人権の花に指定されたヒマワリの苗を校庭のプランターに植えながら、心の中にも花を咲かせることを誓った。
同運動は、法務省が推進する花を育てながら優しさや思いやりの大切さを知ってもらう「人権の花運動」の一環で、同校では、太陽に向かって伸び伸びと咲くことから、ヒマワリを人権の花に指定。この日は、今年度1年間の活動に向けて開講式や苗植えが行われた。
開講式で川上校長は「美しい花を見て、ありがとうや感謝の気持ち、みんなで協力する心を育ててほしい」とあいさつ。人権擁護委員らからはヒマワリの種が贈られ、人権マスコットキャラクター・人KENまもる君と人KENあゆみちゃんも応援に駆け付け記念撮影を行った。
5年生の林海心くんが児童・生徒を代表し「いじめや悪いことは人の人生をめちゃくちゃにする。お互いに人の立場を考え、思いやりの心を持って接していきます」と決意を表明。最後は校庭で一人3本のヒマワリの苗をプランターに植え、人権の花指定校として、花と人の心を育む決意を固めた。
小学3年・上村昊誠くんは「人権についてもっと知りたいと思った。1年間、水やりもみんなで仲良くやりたい」と喜んだ。
児童・生徒らは今年度、人権啓発のための作文や標語、写生などにも取り組む予定となっている。