雨の降るなか葉タバコの収穫を行う農家=知名町=
台風発生 農家「無事に過ぎて」 知名町
【沖永良部】奄美で唯一の葉タバコ産地である知名町では、5月ごろから収穫の最盛期を迎えている。農家は、15日に発生した台風6号を心配しながら作業に汗を流している。
今期は耕作人員27人、契約面積5675㌃、販売額は2億6048万円を計画している。収穫作業は干ばつの影響もあり、例年より1週間ほど遅れてスタートした。7月上旬まで続く予定。
15日午前、同町正名で葉タバコを収穫する田中富行さん(66)ら4人は、降り続ける雨のなか、手作業や管理機に乗って葉を一枚ずつ収穫していた。
田中さんは「収穫作業は全体の5割程度まで進んでいる。いま吹いている風で落ちてしまった葉もあり、これからの台風の動きが心配。とにかく無事に過ぎてほしい」と話した。