新庁舎の建設候補地について意見を交わした第5回検討委員会=知名町=
知名町役場新庁舎建設候補地に2案
基本構想検討委
【沖永良部】第5回知名町役場新庁舎建設基本構想検討委員会(委員長・赤地邦男副町長、委員14人)が27日、同町中央公民館であった。委員ら12人が参加。新庁舎の建設候補地について意見を交わし「現庁舎敷地」と「あしびの郷・ちな周辺」の2案が出た。
協議では、建設候補地リストの作成が行われ、委員長を除く9委員(うち1人は欠席により意見書提出)が候補地を提案し、その理由を述べた。結果、1人が「現庁舎敷地」としたのに対し、8人が「あしびの郷・ちな周辺」を候補地に挙げた。
提案理由として、現庁舎については「商店街が近くにあり、農協などの関係機関と連携が図れる」。あしびの郷については「国営地下ダム事務所を有効活用できる」「利便性が良い」「現庁舎に建設した場合、仮庁舎の建設や引っ越しにコストがかかる」「緊急時の避難場所になる」などが出た。
会議では、新庁舎に求める機能などをまとめた基本構想が決定したほか、町関係機関の代表を集めて町の課題を協議する「まちづくり町民会議」(7月下旬)の開催についても報告があった。