観光客も飛び入りで楽しんだ八月踊り
観光客も飛び入り
奄美市通り会連 黒糖焼酎も用意
奄美市通り会連合会青年部(指宿俊彦会長)は5日、同市名瀬の中央通りアーケード街で「商店街デモ島体験」を開いた。黒糖焼酎を用意し、あらしゃげ会が八月踊りを披露。飛び入りで参加した観光客が奄美の伝統行事を満喫した。
「奄美の伝統を島人と一緒に楽しもう」をコンセプトに、同部はアーケードでの体験イベントを初めて計画。唄者・森永あすかさんがオープニングを務め、夕暮れ時に響き渡る島唄を聴きつけた通行人などが集まった。
あらしゃげ会のメンバーは踊る様子を見つめている観光客らを招き入れ、踊りの動作を手ほどき。参加者全員で手拍子しながら踊り、歌った。
この日、初来島したという兵庫県の片山雄介さん(27)は体験した伝統行事に魅了。「参加者との一体感がすごい。貴重な体験で感動しています」と興奮気味に語った。
指宿会長は「平日でも奄美の伝統文化に触れられる場をつくりたかった。今後も継続できたらいい」と抱負を語った。