水の事故防止など学ぶ

2人1組のバディーとなりペットボトル浮きの実習(提供写真)

ペットボトルカヌーによる往復タイムトライアル(提供写真)

 

笠利B&G「水辺の安全教室」
ペットボトルを活用

 奄美市笠利町の笠利B&G海洋センターは16日、同センターの25㍍プールで「水辺の安全教室」を開いた。同プールで練習するドルフィンスポーツ少年団の子どもたちが参加して、水の事故や未然防止の方法などを学んだ。

 同センターは夏休み前に、水の事故を知り少しでも自分の身を守れることなどを目的に同教室を実施。団員22人などが、講師の登尾誠治さんから「水の事故ゼロ運動講習」の指導を受けた。

 子どもたちは、水の事故に関するビデオや紙芝居で事故から命を守る方法を学習。続いてプールに入り、講師から海や川での対処法について、2人1組でバディーを組んでペットボトルを用いた実習を行った。

 講師は、「水の中では慌てない。体を大の字にして浮かせると、呼吸できる姿勢になる」とアドバイス。団員への実技の指導には、OBの中学生5人も加わった。団員たちはペットボトルを使い浮く練習や、大の字の姿勢で呼吸する訓練を行った。

 実技講習の終了後に、2㍑のペットボトル56本で作られたペットボトルカヌーの25㍍往復タイムトライアル体験も実施。場所を赤木名海岸に移して、海岸クリーン活動を行った。

 参加した団員からは、「ペットボトル浮きでバランスをとることが難しかった。中学生に手伝ってもらいできるようになった」という感想が聞かれた。