進学へ校内説明会初開催

学校担当者の説明を真剣な表情で聞き入る生徒たち

県内外から大学や専門学校など47校参加
大島高

 奄美市名瀬の大島高校(竹井俊久校長、生徒758人)は24日、同校内で2・3年生を対象にした進学説明会を開いた。県内外から大学や専門学校など計47校が参加。生徒らは関心のある学校のブースを行き来して、担当者の話に耳を傾けた。

 主催した栄美通信(本社東京)によると、同校生徒を対象にした説明会は今回が初めて。九州・沖縄エリアから、大学・短大25校、専門学校22校の担当者が来島し、学習カリキュラムや取得できる資格などをパンフレットや資料を使って説明した。

 会場の体育館に集まった生徒500人(2年生233人、3年生267人)は、理・文系コースや所在地など、目当ての学校を探して直接説明を聞き、資料などを持ち帰った。また近年進学先としてニーズの高い、医療や看護系の専門学校ブースでは説明の順番待ちをするほど人だかりも。

 同校進路指導部の渡辺豊隆主任は、進路方針を決める時期を迎えた3年生に対し、「進路選択に必要な情報の収集に活用してほしい」。また2年生には「多くの学校の特色を聞いて、将来設計に役立ててもらえたら」と述べた。

 経済分野への進学を考えているという3年・永田綾佳さんは「興味のある学校が複数あった。受験が迫っているので方向を絞って考えたい」と希望校ブースの前に並んだ。 

 国公立大理系を目指している2年・福留亜衣音さんは「大学生活や授業について直接話を聞けてよかった」と話した。