JA共販「マンゴー収穫祭」

伊仙町の「清水果樹園」であったJAあまみ徳之島地区のマンゴー収穫祭=24日、同町伊仙

大玉傾向で「品質良好」
徳之島地区果樹部会

 
 【徳之島】JAあまみ徳之島地区果樹部会のマンゴー専門部会(栄元豊部長・会員38人)主催の「マンゴー収穫祭」が24日、伊仙町伊仙の「清水果樹園」(清水一郎代表)であった。全般的に生育・収穫の遅れはあるが品質は「大玉傾向で良好」。JA系統共販4年目の今期目標は前期の3倍強、約10㌧、約2400万円を掲げている。

 徳之島3町のマンゴーの栽培面積は約12・1㌶。販売は生産者個々と生産組合が中心だったが、3町の生産者で構成する同マンゴー専門部会は2015年産からJA共販を開始。夏季ギフト用を中心にAコープ徳之島、伊仙両店のほか、JA県経済連・鹿児島くみあい食品㈱などを通じ本土消費地に届けている。

 収穫祭には3町の会員農家やJA、県町行政関係者らが参加。栄元部会長は、熱中症対策など健康面にも留意した収穫を。JAあまみ徳之島事業本部の本田肇園芸課長は「例年より約6日間遅れているが、今年も品質は非常に良い。大玉傾向にあるが、主に2L、3Lの注文が多い」。県徳之島事務所農業普及側は、樹齢に応じた着果数の安定化も求めた。

 ちなみに同日の清水果樹園産の完熟果の糖度は16度だった。共販出荷は来月中旬ごろまで見込んでいる。