高校生向け合同企業説明会

高校生向け合同企業説明会

参加者らは興味のあるブースに足を運び、担当者の話に聞き入った

地元で働く意欲高める
市・ハローワーク

 名瀬公共職業安定所(ハローワーク名瀬)と奄美市商水情報課は25日、就職希望者のための「高校生向け合同企業説明会~地元企業の魅力を知ろう!~」を同市名瀬の奄美文化センターで行った。この日は、島内4高校・2専門学校などから生徒や保護者ら82人が参加。参加者らは各ブースを巡りながら企業などの情報を積極的に収集し、地元で働くための意欲や意識を高めた。

 説明会は、人材を求める企業と求職者が、お互いの魅力などを知る場として実施。会場には、島内の建設業やサービス業など26社(32事業所)・計24ブースが設けられた。

 会の冒頭、同所・下山秀康所長があいさつし「奄美を一緒に盛り上げたい。企業の生の声を聞いて人生の大事な選択の参考にしてほしい」と参加者らにエール。参加した企業には「働き続けることに希望が持てるよう、各社の魅力を広くアピールしてほしい」と話した。

 説明会が始まると、参加者らは興味のあるブースに足を運び、熱心にメモを取りながら担当者の話に聞き入った。各担当者も自社のパンフレットなどを見せながら、会社の特徴や業務の内容、求める人材像などを詳しく説明し、双方が理解を深め合った。

 事務職を希望する専門学校2年生の女性は「希望する企業の話は聞けなかったが、担当者とも話しやすく参考になった。地元奄美での就職を考えており、今後はじっくり考えたい」と喜び、同市の建設会社の担当者は「島で働きたいという人が意外と多くこっちが驚いた。就職希望者の意欲などを感じることができて良かった」と話した。