葉っぱスタンプでエコバッグ

葉っぱスタンプでエコバッグ

自然保護官と和気あいあいと話しながらエコバッグのデザインをする子どもたち

夏休みの自由研究のテーマに
手型など独創的なデザイン

 環境省奄美野生生物保護センターと奄美自然体験活動推進協議会は28日、大和村の同センターで植物の葉を使い、エコバッグにデザインを施す「夏のネイチャークラフト教室」を開いた。親子連れ22人が参加し、それぞれが独創的なデザイン制作を楽しんだ。

 イベントは同センターと同協議会が夏休みの自由研究のテーマとして、子どもたちに植物に興味を持ってもらおうと毎年実施している。この日は集合後、子どもたちは隣接する駐車場や公園で“葉っぱ”探しをスタート。自然保護官などが公園内に生える植物についての説明も行う中、ビニール袋にデザインに使えそうな葉を採集した。

 会場に戻ると、自然保護官が葉脈の種類や、葉の縁がギザギザした部「鋸歯=きょし=」などについてを解説。その後、集めた葉に絵の具を塗り、無地のエコバッグに押しつけることで模様をつけた。子どもたちは葉を押し付けた後、上から顔の模様を描いたり、手形を付けたりし、独創的な発想で「自分だけのエコバッグ」を完成させた。

 この日、多くの葉を使ってデザインした笠利小3年の林美奄=みあ=さん(8)は「20枚ぐらい使ってきれいになるよう意識して作った。今年は葉っぱを使った自由研究をする予定」と話した。

 終了後、同センターの岩本千鶴自然保護官は「普段行くところにもいろんな葉がある。新しい発見があるかもしれないのでよく見てほしい」と子どもたちに呼びかけた。