島内外の中学生を指導する肥後選手
レブナイズ選手ら中学生指導
技術、心構え学ぶ「プロ目指す選手出て」
中学生バスケットボールの大会「第17回バイオレーラCUP」のプレイベントとして、鹿児島を本拠地とするプロチーム・鹿児島レブナイズの選手などによるバスケクリニックが17日、同市の名瀬運動公園体育館であった。島内外から約150人の中学生が参加し、プロの指導で技術や心構えを学んだ。
この日、指導にあたったのは奄美市出身の肥後剛選手と、鹿児島レブナイズU―15の氏家豪一=こういち=コーチ。基礎から実戦までのトレーニングを2時間以上にわたって実施。2人は参加者らに「頭を使ってより賢く自分のパフォーマンスを発揮するのが大切」、「コートに立ったらプライベートの時よりも声を出すように」などとアドバイスした。
氏家コーチは「奄美は素直で元気な子が多く、教えやすかった。バスケは誰でもヒーローになれるチャンスがある。もっと積極的に自己主張をしていってほしい」。肥後選手は「奄美での大規模なクリニック参加は初めて。島でもバスケ人口が増えているので、この中からプロを目指す子たちが出れば」と期待を寄せた。
肥後選手の出身校・名瀬中学校1年生の平真輝斗君(12)は「基礎練習が足りないことを実感した。他校の選手と練習するのは楽しかったが、声出しが足りてないことを思い知らされた」と今後の課題を発見した様子だった。
大会は18、19日、奄美市の金久中、朝日中で開かれる。AMAMIバスケットボールエンデバープロジェクト主催。㈱アイズ・カンパニー協賛。奄美群島、県本土、沖縄から11校が出場を予定している。