英語を学び、工作楽しむ

英語を学び、工作楽しむ

グライダー作りに挑戦した小学生ら

アマミーナ主催 グライダーや投石機作り

 奄美市名瀬公民館指定管理者のNPO法人アマミーナ青少年チーム主催の「英語DEアート&サイエンス」が22日、同館であり、小学生と保護者が自分だけのグライダー、カタパルト(古代の投石機)作りに挑戦し、英語を学びながら工作を楽しんだ。

 講師は奄美2世のオール海さん(20)=米国カリフォルニア大学サンタクルーズ校在学=が務め、午前中は「マイ〝グライダー〟を作ろう」、午後は「マイ〝カタパルト〟(古代の投石機)を作ろう」講座が開かれた。

 グライダー作り講座には、小学生14人と保護者4人が参加。オール海さんは「なぜグライダーは飛ぶのか?」「グライダーの作り方」などについて、英語で説明。グライダーに掛かる力は、Weight(重力)、Lift(物を持ち上げる力=揚力)、Drag(引っ張る力)があり、空気の流れの影響を受けることなどを説明していた。

 この後、工作に移り、①好きな形のグライダーの胴体部分、羽部分が書かれた型紙をはさみで切る②グライダーに用いる軽い材質の物の上に、切り抜いた型紙を乗せ、鉛筆で縁取りし、カッターと定規を使って切る③胴体や羽部分に色を塗り、デザインを描き、完成させた。

 参加した小学生は、早速飛行試験を繰り返し、うまく飛ばないときは、羽部分の位置を調整していた。

 遠くは大阪市の小学生3人も参加。松島悠斗君(名瀬小学校6年)は「一番速いと思った形のグライダーを選んだが、左右のバランスが悪かったのか、うまく飛ばなかった」と話していた。