リッコバレエスタジオ

名作「白鳥の湖」でひときわ美しいオデット姫に王子が惹きつけられる場面


発表会では、ジャズやモダン、ヒップホップやタップなど多彩な演目が演じられた

20年の歩み 舞台で感謝
多彩な演目やジャンルで演舞

 奄美市名瀬のリッコモダンジャズバレエスタジオ(濱畑律子代表)の創立20周年を記念した舞台「第7回発表会」が26日、奄美文化センターで行われた。3歳から20歳までの生徒40人が、多彩な演目やジャンルで演舞。20年の歩みの成果を舞台で披露し、来場した1000人超の観客に感謝の思いを届けた。

 同スタジオは「子どもに夢を」と、1998年6月に設立。本土と変わらない環境を提供し「子どもたちの可能性を広げよう」を信念に、幅広いジャンルを実践し、努力を重ねてきた。

 舞台では「感動の舞台を皆様と共に」と題し、寒水・能見ダンストゥループのプロダンサー・能見広伸さん、半田正彦さんもゲストで競演。同スタジオとゆかりの深い石川佳音さん、米澤玲音さん、米澤迪佳さんも応援出演し、幅広い演目で存在感を示した。

 発表会は、生徒全員参加による幻想的な演目「アダージオ・アレグロ」で幕開け。お馴染みチャイコフスキーの名作「白鳥の湖」や濱畑代表と能見さんによる創作バレエ「よいすら節」など、群舞や一人舞踊、ジャズやヒップホップなど多彩なジャンルで観客を魅了した。

 ラストは、ジャンルの枠を超え創造的な宇宙を表現した演目「トゥータック」で大団円。高度な技を駆使しながらラストシーンまで40演目を演じ切った。

 上演を終えて、濱畑代表は「たくさんの縁や保護者の理解など、多くの人に恵まれここまで来ることができた。感謝しかない」と言葉を述べ、続けて「バレエは基礎が大事。明日からは初心に戻って、また一つ一つ練習を積み重ねていきたい」と前を向いた。