吉祥寺に奄美の店

吉祥寺に奄美の店

多くの黒糖焼酎と島の味を用意して「奄美」でおもてなしをする、亀井誓子さん

祝いに駆け付けた朝山毅奄美市長と松下玲子武蔵野市長

両市長を中心に鏡開きをする関係者たち

松崎博文さん(中央)らがシマ唄を披露して奄美の風を吹かせる

オープン記念式典でシマ唄を歌う里アリスさん

あまみ商工会開設 記念パーティーで祝う
建築家・隈研吾さんデザイン

 【東京】吉祥寺に奄美の店が誕生した ̄ ̄。昭和のレトロ感漂う、武蔵野市吉祥寺の「ハモニカ横丁」に、あまみ商工会(奥篤次会長)による奄美初のアンテナショップが、1日にオープンした。それに先立って先月31日にオープン記念レセプションパーティーがにぎやかに行われた。パーティーには、朝山毅奄美市長、松下玲子武蔵野市長らが出席し、祝いの言葉を述べたほか、奄美を応援するたくさんの人たちが参加。シマ唄、黒糖焼酎に酔いしれ、さらに奄美の味を堪能しながら、店の開店を祝っていた。

 奄美初となるアンテナショップ「奄美(amami)」(武蔵野市吉祥寺本町1―1―9・2階)は、あまみ商工会が、全国商工会連合会の事業である「共同販売拠点(アンテナショップ)整備型による地域産品等の販路開拓環境整備事業」を活用したもの。レトロな雰囲気と哀愁あふれる人気スポット、吉祥寺の「ハモニカ横丁」の中心部にお目見えした。

 オープニングパーティーが開催されたのは、金曜日の午後7時とあって数多くの人たちが行き交った。そんな中で朝山市長は「大変素朴であり、自然と文化と人情の島が奄美です。このアンテナショップをきっかけに奄美を知っていただき、東京の皆さんに奄美に来てもらいたい」とあいさつ。また、松下武蔵野市長も「吉祥寺に奄美がやって来ることを歓迎します」と語り、両市長を中心に関係者らが鏡開きをして、祝いの宴をスタートした。

 「奄美」は、奄美の黒糖焼酎や名物料理が楽しめる「角打ちスタイル」の酒場。店長の亀井誓子さんが「おかみ」としておもてなしをする。店のデザインにあたった2020年東京五輪の国立競技場建築で知られる、世界的な建築家・隈研吾さんも駆け付けた。

 都会の路地で展開される、奄美の唄や踊りを街行く人たちが興味深げに、見入っていた。翌9月1日には、オープン記念式典がハモニカ横丁に従来からある「クレイジーワイン」であった。同店が来年2月いっぱいまで期間限定で、奄美の特産品を取り扱うことが合わせて発表された。