迫力ある歌声を披露した萩原かおりさん(右)、ピアノ演奏は田中裕太さん
チェロ演奏した大藤桂子さん
迫力の歌声、演奏で魅了
愛加那と西郷従道の子孫ら出演
明治維新150周年記念企画「奄美が紡ぐ時空を超えた響き『歌物語・愛加那』~西郷どんと愛加那、その子孫が奏でる愛の物語と幕末の欧州音楽~」(R―music office主催)公演が9日、龍郷町体育・文化センターりゅうゆう館ホールで開かれた。愛加那の子孫であるソプラノ歌手・萩原かおりさん、西郷隆盛の弟・従道の子孫であるチェロ奏者・大藤桂子さん、森田良平さん(コントラバス奏者)、田中裕太さん(ピアノ奏者)が出演し、クラシック音楽など迫力ある演奏、歌声を披露して観客を魅了した。
2部構成で開き、第1部では、出演者が選曲したクラシック音楽が作られた時代は「日本では何時代だったか、どんな出来事があったか」などを説明しながら進行した。
第1部は「維新期の欧州音楽~クラシック音楽の始まりから明治維新、現代を巡る音の時間旅行」をテーマに①「無伴奏チェロ組曲第1番」よりプレリュード(大藤さんチェロ演奏)②「きらきら星変奏曲」(田中さんピアノ演奏)③オペラ「椿姫」より乾杯の歌(萩原かおりさんが歌、田中さんがピアノ演奏)④「アヴェ・マリア」(同)―など6曲を披露した。
第2部は、歌物語「愛加那」~西郷と愛加那その子孫が奏でる時空を超えた響き~をテーマに「行きゅんにゃ加那」「愛加那の子守唄」「ネリヤカナヤ」など10曲を披露した。