さたぜぇないとふぇすてぃバル

さたぜぇないとふぇすてぃバル

島唄やダンスなども披露され、通りは多くの人でにぎわった

 

夜の〝やんご〟満喫
歩行者天国で飲食やステージ

 

 夜の名物繁華街・屋仁川通り〝やんご〟の活性化を目指す企画「第6回さたぜぇないとふぇすてぃバル」(奄美市社交飲食業組合主催)が16日、奄美市名瀬の屋仁川通りを中心に行われた。歩行者天国の路上では奄美黒糖焼酎蔵元などによる出店ブースのほか、島唄やダンスなども披露され、休日を楽しむ多くの人でにぎわった。

 イベントは、屋仁川通りを盛り上げようと、同組合若手グループ・YPT(やんごプロジェクトチーム)が企画。通りには、黒糖焼酎蔵元や飲食店など22ブースが並び、通り会連合会青年部とのコラボ企画・物産ブースなどもお目見えした。

 また、飲食に必要な3カ所のチケット販売所では、1ヤンゴ300円(10ヤンゴ綴り)のチケットを求めて大勢が列。同組合・津畑晃理事は「奄美の特産物を味わいながら、〝やんご〟なひと時を楽しんでほしい」と意欲を語った。

 午後4時、オープニングを飾る金久中学校吹奏楽部の演奏を皮切りにイベントはスタート。約150㍍の通りは、艶やかにライトアップが施され、飲食を求める人やステージを楽しむ観光客などであふれ返った。

 軒を並べた12の焼酎蔵元は「女性にも飲みやすいよ!」など、自慢の味をPR。島料理や焼き鳥などを提供する飲食店もオリジナルメニューを用意し声を上げて売り込んだ。

 通り入口に設置した特設ステージでは、代わる代わる島唄やダンスが披露され、通り一帯はお祭りムードさながら。来場者は、夜の〝やんご〟を舞台に、地域に親しまれる華やかな雰囲気を満喫した。

 鹿児島から友人と観光に来たという30代女性は「唄や踊りなどを見ながら外で飲む黒糖焼酎もまた格別」と喜んだ。