風評被害を吹き飛ばせ
【鹿児島】男子プロバスケットボールチームの鹿児島レブナイズの選手らが14日、伊佐市菱刈花北の水田で稲刈りを実施。地元の小中学生や市民、ブースターらと交流した。
レブナイズは2015年から伊佐市と「まちづくり協定」を結んでおり、稲刈りイベントは今回で4度目となる。今年4月、霧島連山の硫黄山噴火の影響で川内川が一時汚染され、その影響で市内の2割の農家が稲作を断念した。残り8割の農家は川内川以外から取水して稲作を実施。県内有数の米どころである伊佐米の安心安全をPRすべく「風評被害をぶっ飛ばせ~田んぼ de REBNIZE稲刈り編」と題し、レブナイズも風評被害払しょくに一役買った。
6月の「田植え編」に続いて、地元中学校でクリニックを実施した後、水田に移動。所属する全12選手が参加し、昔ながらの鎌を使った手作業で、小中学生やブースターと一緒になって稲刈りに汗を流した。
田植えにも参加した三反園訓知事も途中から駆けつけ「自分で植えたものを自分の手で収穫して食べる。こんな幸せなことはない」と感想を語った。奄美出身の肥後剛=写真=も稲刈りは「初体験」。身長167㌢と小柄ながら鍛え上げた筋肉で手際よく刈り取っていき「とても楽しかった」と喜んでいた。田植えの後は新米のおにぎりやみそ汁がふるまわれた。
レブナイズの次の試合は10月20、21日、奄美市の名瀬総合体育館で埼玉ブロンコスと対戦する。