「デイ文化祭 ゆらおうでぃ」

「デイ文化祭 ゆらおうでぃ」

「デイ文化祭ゆらおうでぃ」が開かれ、利用者らによる多彩なパフォーマンスが披露された。

利用者らステージでパフォーマンス披露

 デイサービスなど通所施設の利用者らが作品展示・ステージ発表を行う第4回「デイ文化祭 ゆらおうでぃ」(奄美大島介護事業所協議会主催、奄美市共催)が19日、奄美市名瀬のAiAiひろばであった。同協議会所属22事業所の利用者・関係者約150人が参加。シマ唄や八月踊り、体操などをステージで披露し、会場を盛り上げた。

 同文化祭は「シマ唄をみんなの前で歌いたい」という利用者の声をきっかけに開始。作品やレクリエーションを施設内だけで完結させず、外部に発信していくことで、利用者の意欲向上などにつなげるねらいがある。

 開会にあたり、同祭実行委員長を務めたデイサービス和月龍郷の中山亮管理者は「一人でも多くの人に喜んでもらい、『来年も参加したい』、『長生きしたい』と思ってもらえると幸い」とあいさつした。また今回は、同デイサービスの利用者・皆川時男さん(82)が音響を担当し、ミキサーを巧みに操作した。

 ステージ発表では特技を生かしたハーモニカ演奏やシマ唄、利用者一体で取り組んでいるダンスなどを披露。デイサービスきずな利用の泉チワさん(90)は、詩人サミュエル・ウルマンの「青春の詩」をもとにした詩吟を吟じた。のびやかな声を披露した後、「私もきずなで青春している」と発表し、来場者から喝さいを受けた。

 会場施設1階フロアには利用者らが日頃制作している縫物や折り紙が展示され、投票による作品審査、表彰などが行われた。