明推協・選管事務局職員研修

明推協・選管事務局職員研修

奄美群島内各市町村から約90人が参加した、明るい選挙推進指導者研修会・市町村選挙管理委員会事務局職員研修会

 

県議選に向け知識高める
不在者投票オンライン請求 奄美でも4市町村実施検討

 

 2018年度「明るい選挙推進指導者研修会・市町村選挙管理委員会事務局職員研修会」が24日、瀬戸内町古仁屋のきゅら島交流館であった。奄美群島内各市町村から約90人が参加。来年4月に予定されている県議会議員選に向け、公職選挙法の改正、投票率向上に向けた取り組みなどについて知識を高めた。

 同研修会は県明るい選挙推進協議会(明推協)大島支会、県選挙管理委員会(選管)連合会大島支会が合同で行うもの。屋宮重蔵県明推協大島支会長は、来年度までに実施予定の選挙を列挙し、「公正な選挙の管理・執行と、投票率向上に向けた各種啓発活動を協力し実施していただければ」とあいさつした。

 研修では県選管事務局の井上要人主任書記が登壇し、19年度執行予定の県議会議員選について解説。今回から解禁される候補者のビラ頒布や、県内移転者の選挙権取り扱い改善などについての話があった。

 また、県議の任期満了6か月前となる今月29日以降は政治活動のために使用される公職の候補者の氏名などを掲示する、ポスターの掲示が禁止になる。井上主任書記は市町村選管事務局職員らに「29日以降にポスターを発見したら写真と場所を県選管に報告してほしい」と呼び掛けた。

 投票率向上に関しては、昨年10月にあった衆議院議員選で期日前投票者数が過去最多であったことを踏まえ、期日前投票所の混雑回避案を提案。▽投票所への移動支援▽短時間・短期間で複数カ所に期日前投票所を設置する―などの案が示された

 また、不在者投票の投票用紙オンライン請求に関して、県内43市町村のうち、13市町村が実施を予定・検討しており、奄美群島内では奄美市、龍郷町、大和村、喜界町が予定・検討。井上主任書記は「投票しようと思った際に色んな手段が取れるように対策を」と語った。

 研修終了後は2班に分かれ同町内視察、事例検討会を実施。このほか、18年度明るい選挙推進運動表彰の授与もあり、中山京子氏(奄美市)、?米氏(天城町)、野村幸枝氏(和泊町)の3人が表彰された。