ガソリン8週連続値上がり

ガソリン8週連続値上がり

8週連続で、ガソリン小売価格が上昇している

奄美は180円台も 「早く落ち着いて」

 レギュラーガソリン1㍑当たりの全国平均価格の値上がりが続いている。経済産業省資源エネルギー庁の調査結果では、22日時点の価格が160円。2014年11月以来、約4年ぶりの大台で鹿児島県(離島含む)は、160円60銭を付けた。全国平均価格の値上がりは8週連続となった。

 同庁の石油製品価格調査(24日発表)によると、22日時点のガソリンなどの店頭現金小売価格は、レギュラーガソリン1㍑当たり160円で、前週より40銭の値上がり。ほか、軽油も同じ40銭値上がりの138円40銭で、灯油は99円80銭で10円の値上がりだった。

 小売価格の上昇については、5月28日時点で150円を突破。その後も、上下を繰り返しつつ、値上がりは続き、8週連続の価格上昇で160円の大台を突破した。

 奄美群島内の店頭価格は160円台から180円台となっている模様。ランダムで聞いた給油所などの価格は、喜界島185円、徳之島176円、沖永良部178円、与論島が183円などだった。

 給油していた奄美市内在住の男性(60代)は、「離島は日頃の価格から高いのに、さらに値上がりはきつい。早く落ち着いてほしい」と話した。

 全国の店頭小売価格(22日時点)の変動では、34道府県で値上がりした一方で、都市部など11都府県では値下がり。消費者としては、この動きの波及を期待したいが、中東情勢などの影響で、さらに高騰が続く恐れもあり、車を利用する家庭など悩みの種の一つとなりそう。