その名も「男子会」、ゲームほか雑談なども楽しんだ様子の参加者ら
「人同士がつながる場になれば」。高齢男性を中心に、ゲームなどを楽しみ憩いの時間を過ごしてもらおうと、交流する集会が奄美市名瀬の喫茶店「ミノルカ」で定期的に開かれている。その名も「男子会」。26日、第3回目の集まりには、新メンバー3人を含む7人が参加。オセロなどのゲームも楽しみ交流を深め合った。
交流会を企画したきっかけは、高齢男性を対象に昨年開いた料理教室だった。「もっと交流する時間があれば。特に独身男性の外出する機会にもなれば」(名瀬地域包括支援センター)と、第1回目を7月に開催。男性3人の参加でスタートした。
場所を提供しているのが、喫茶店「ミノルカ」代表の前田久江さん。「営業中はできないが、来る人が互いに知り合いつながり、喜んでもらえたら。私も元気をもらえている」。
運営は主に名瀬地域包括支援センターが担い、前田さんほか、在宅介護支援センターのスタッフらが活動に協力する。
会は互いの紹介から始まり、「健康にも気を付けてほしい」と名瀬地域包括支援センタースタッフの主導で、脳トレの要素も交ぜながらストレッチを実施。その後2班に分かれ、スタッフも一緒にオセロや麻雀に興じた。歌謡曲も流れている空間で、参加者はリラックスしながら、交流を楽しんでいる様子だった。
初回から参加しているという皆田幸一さん(67)は「先月は台風で中止だったから、待ち遠しかった。生き甲斐にもつながる活動。声掛けしてメンバーを増やしていきたい」と笑顔で話した。
同センター担当者は「男性はなかなか、外の集まりなどに参加しない傾向がある。特に独身者など集まる機会になれば」と参加を歓迎している。?0997―52―1111(市保健福祉部高齢者福祉課・名瀬地域包括支援センター)まで。