奄美市笠利町土浜に展望デッキが整備された
高さ2・4㍍のデッキから望む、景色
県「にぎわい回廊整備」
19年度以降駐車場整備も
奄美市笠利町の土浜地区の県道沿いに整備していた、展望台がこのほど完成し供用が開始された。眼下に見渡すリーフなど、奄美らしい景色が広がる景勝地で、初日の出を見るスポットとしても人気が高い。また、駐車場整備も2019年度以降に予定されている。
県内各地で進めている「魅力ある観光地づくり事業」の一環で、各地区工事名称が異なり、同スポットは「にぎわい回廊整備」で総事業費は約7千万円を見込む。
同市笠利町土浜地区の、県道沿い山側に設置され、高さ約2・4㍍のデッキ1基が立った。階段を上がると、前方に奄美が誇る美しい海が見渡せ、眼下にリーフも見ることができる。
展望箇所にも設置された階段を含め、全長は約14㍍。団体客などまとまった人数でも一同で利用することができそうだ。このほか、駐車場舗装(約130平方㍍)=19年度以降を予定=も見込む。デッキ利用にあたっては、隣接する「原ハブ屋」の駐車場利用を勧めている。
県大島支庁建設課は「来島者が奄美の景色のきれいな場所に足を止めてもらい、さらに奄美の良さを知ってもらえたら」と利用を呼び掛けた。
現在島内ほかの地区でも「にぎわい回廊整備」で展望施設や駐車場等の整備が行われている場所があり、大和村の国直、徳浜などで進められている。