DeNAの選手らからバッティングに関する説明を受ける中学生たち
小中学生に野球教室
打撃・守備 アドバイスで技術学ぶ
奄美市名瀬の市民球場を拠点に秋季キャンプを行っている横浜DeNAベイスターズは10日、同球場のある名瀬運動公園で小中学生が対象の野球教室を開いた。小中学生約180人が参加し、選手らの丁寧な指導により技術を学んだ。
この日は選手ら23人が指導にあたり、同球場と陸上競技場に分かれて実施。中学生の部では内野手、外野手、ピッチング、バッティングなど分野別に練習。開会に先立ち、投手の今永昇太選手は「短い間ですが、自分達も勉強するつもりで頑張ります」とあいさつした。
硬式球を使った練習もあり、内野手の宮本秀明選手は「軟式はバットのどこに当たっても飛ぶが、硬式は芯でとらえないと飛ばない。ティーバッティングでも芯で球をとらえるように」とアドバイス。参加した子どもたちは懸命に指導通りにバットを振った。
また、関根大気選手は外野の守備に関して、「刺してアウトを取る選手ではなく、相手に回られないようにするのが一番良い外野手だ」と強調。「高校に入ると、楽しくない時期も来るかと思うが、野球は楽しくやることが一番だ」と語りかけた。
朝日中2年の武田涼雅君(14)は「指導方法などに思っていた以上の迫力があった。キャッチングを伊藤光選手が直接教えてくれたことが印象的。習ったことを試合で生かし、大会で優勝できれば」と語った。