スペシャルクラスで優勝した永田理人（提供写真）
サーフィンの「ＡＭＡＭＩＡＮ ＳＵＲＦＩＮＧ ＣＬＡＳＳＩＣ２０１８」が４日、龍郷町の手広海岸であった。３年ぶりに開かれた大会に島内外から１００人以上がエントリーし、波の上で技術を披露しあった。スペシャルクラスでは大島北高校１年の永田理人（16）が優勝を飾った。
同大会は約20年前から開かれていた大会だが、15年を最後に開催が途絶えていた。今回は島内のサーファーたちの有志団体「奄美ローカルサーファーズ」が主催し復活。同団体の有田真吾代表は「島出身、Ｉターン者ともにサーファーが増えている。今後は下の世代に運営を引き継ぎ、年１回の祭りとして継続して開いていければ」と語る
当日、午前中は雨が降ったものの、午後からは晴れ間も広がり、波の状態も良い”サーフィン日和”に。奄美群島内だけでなく、東京、愛知など全国各地から集まった約１００人のサーファーが技を競った。
スペシャルクラス優勝の永田は「毎日練習しているホームポイントでの歴史ある大会で優勝できてうれしい」と喜んだ。なかなか良い波が来ず、焦った場面もあったと言い、「これからは前半から攻め、焦ることのない試合ができれば」と反省も。今後については、「来年度は島外での大会にも積極的に参加して島から４人目のプロサーファーになれるように頑張りたい」と意気込んだ。
結果は次の通り。
▽スペシャル ①永田理人（大島北高１年）②浜崎亮平（奄美市）③浜崎誠也（同）④徳丸浩士（同）▽オープン ①手島徹（同）②西田圭祐（同）③吉田直哉（徳之島）④山下潤一（宇検村）▽シニア ①嘉隆光（徳之島）②山村祐治（奄美市）③樺山一三（同）④守田勝彦（龍郷町）▽ロング＆サップ ①鳥海航希（奄美市）②碇山泰幸（龍郷町）③松元晋平（瀬戸内町）④碇山ミカ（龍郷町）▽ビギナー ①西平海舟（沖縄県）②奥祐太（緑ヶ丘小６年）③長嶋正和（奄美市）④山本久美（同）▽レディーズ ①別府るみ子（龍郷町）②平田久美子（奄美市）③杉山あさこ（同）④加美智子（同）▽キッズ ①藤田麻夏（緑ヶ丘小４年）②奥祐太（同６年）③平川蒼恭（名瀬小４年）④西田光透波（宇宿小５年）