海中散歩を楽しんだ。Vサインする余裕もある男子中学生3人(提供写真)
海洋教育プロジェクト「見てみよう!わきゃ海」(同実行委員会主催)が11日、龍郷町芦徳の倉崎海岸沖で開かれ、町内の中学生男女6人が体験ダイビングに挑戦した。インストラクターの指導を受けながら熱帯魚が泳ぎ、サンゴが生息している海中散歩を楽しみ、貴重な体験をした。また、奄美海洋生物研究会の興克樹会長の講演が芦徳公民館であり、奄美の海洋生物や海の環境問題について学んだ。
同実行委員会(里井大起会長)主催。観光客を魅了してやまない奄美の海が、いかにかけがえのないものであるかを島に住む子どもたちに体験してもらいたいと企画。昨年に続き2回目。事務局を担当した龍郷町地域おこし協力隊の村上裕希さんによると、後援として龍郷町、龍郷ダイビング組合、芦徳集落が支援。運営資金は、龍郷町ふるさと納税の一部を活用させてもらったという。
龍南、龍北、赤徳の3中学校から1年生と3年生男女6人が参加。ネイティブシー奄美のインストラクター2人が指導に当たった。陸上での説明があった後、ダイビング装備姿に着替え、ボンベを背負って海へ入った。
男子3人、女子3人に分かれ、インストラクター2人の指導を受けながら潜った。水深は深い所で約5㍍。熱帯魚などをすぐ近くで眺めながら40~50分海中散歩した。
感想文では①普段見ている海が、ダイビングを通してまた違う風景に見えるのが面白かった。奄美はどこにいっても海があるので、その海をいつまでも大切にしたいと思った②海の中で息をして、たくさんの魚やサンゴをすぐ近くで見れてとてもいい体験だった③奄美の海はあらためてきれいだなと思った④海の中もとてもきれいで、テレビで見るような風景がたくさん見れた。道具がとても重たくて海へ行くまで精いっぱいでした。でも海の中に入ると全く重たくなくて、とても不思議でした⑤少し緊張した。海の中が透き通っていて魚の色や模様なども見えた―などの感想を記した。